世界の仕組みを知ることとは。(オンライン家庭教師関係ない話)

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表現力とか想像力とか
理解力・想像力・表現力によって世界の仕組みを知ろうとすることはとても素晴らしいことです。

世界をよくするための論理的思考を働かせる。それらにはとても重要性があります。

(このコラムはオンライン家庭教師とはちょっと関係ない話です。)

世界の仕組みを知ってみる

世界を知る
 世界の仕組みを知ること。これは学問の領域で言うと哲学です。

ヨーロッパではギリシャ・ローマの時代から哲学が発達しました。

特にギリシャはそうでした。

ソクラテス、プラトン、アリストテレス、彼らはいずれも世界の仕組みを知ろうとしました。

 哲学と言うと、日本人は思想のようなものをイメージしがちですが、むしろ西洋の哲学は科学に近く、哲学者は同時に科学者でもありました。

彼らは、数学の定理を発見しようとし、物質は何からできているのかを考え、天体の動きの謎にも迫ろうとした。

世界の仕組みを総合的に探求する学問が哲学です。

 日本には元来そういう学問がありませんでした。

儒教がそうだと言う人もいるけど、日本人にとっての儒教は為政者の心構えのようなものであって哲学とは程遠い。

日本でも哲学が広がる

日本哲学
明治になって「フィロソフィー」が輸入され、日本人は初めて哲学と出会います。

ちなみにフィロソフィーを「哲学」と訳したのは、津和野藩士から幕臣に取り立てられ、

維新後、学者・啓蒙家としてさまざまな西洋の学問を日本に紹介した西周という人物です。

 それまでは訳語がなかったぐらいだから、明治初期までの日本には世界の仕組みを知ろうとする知の体系、哲学的な発想自体が存在しなかったことになります。

日本だけではなく、中国にも朝鮮半島にも、おおむね東アジアには哲学はなかったと考えられます。

 先日、講演会でドイツを訪れたとき、現地で働く日本人女性に案内されて、ミュンヘンにある大きな博物館を訪ねました。

船、気球、飛行機といった乗り物の歴史に関する数々の展示品がとても印象的でした。

 興味深く眺めていると、一緒に見ていた女性がつぶやきました。

「もしも世の中に男性がいなかったら、私たちは今頃まだジェット機で空を飛んだりはしてなかったでしょうね」

 なるほど、気球にしても飛行機にしても、なんとか発明してやろうと考えるのはみんな男たちです。

好奇心と願望を実現する努力

好奇心と

Young Child looking through Magnifying Glass


男はいつの時代もバカなことを考える。

空を見れば、飛びたいと本気で考え、船があれば、大西洋を横断してインドに到達してみようと思いつく。

広い世界を見て、好奇心を抱き、願望を実現させてしまう。

こういうことをするのは、いずれもどこか頭のネジが飛んだおバカさんたちです。

 この愛すべきおバカさんたちが野望を成し遂げるためには、世界の仕組みを知ることが必須となります。

飛行機の発明は、鳥はどうやって飛ぶのかという研究から始まりましたし、ヨーロッパから西回りでインドに行く航海は、地球は丸いという仮説の検証を含んでいました。

歴史上の冒険者たちは世界の仕組みの、少なくともその一端を知ろうとした。

 しかし、日本人はそうではなかった。世界の仕組みを知ろうとする好奇心が欠如していたのです。

だから日本には哲学だけでなく、物理学も数学もありませんでした。

博物館を一緒に歩いた女性の言葉を借りるならば、もしも世界中が日本人ばかりだったら、

やはりわれわれは今頃ジェット機で空を飛んだりはしていなかったことでしょう。

 ちなみに、ぼくは頭のネジを二、三本飛ばして、もっともっとバカになりたいと常に思っているのですが、

常識に邪魔されて、なかなかバカになり切れません。残念です。

バカと言っても勉強しなくていいという意味ではありませんよ。

オンライン家庭教師の講師がこんなこと書いていてはいけませんね。

勉強頑張りましょう。←

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