「なぜ勉強しなければならないのか?」

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オンライン家庭教師 勉強

なぜ勉強しなければならないのか?

オンライン家庭教師の仕事をしていて、よく「なぜ、微分積分を勉強しなければならないの? 文系に進めばそんなもの学んだって、何の役にも立たないじゃない」

と、子どもから尋ねられます。あなたならどう答えますか。

おそらくオンライン家庭教師でなくても、学校でも塾でもこの質問が出てくるタイミングはあるでしょう。

化学式を覚え、歴史の年表を暗記することに、どんな意味があるのか、子どもに説明することができるでしょうか。

勉強することの意味を子どもにわからせるのはとても大切なことです。受験勉強がまったく無駄な知識の語め込みだと思い込んだら最後、子どもにとって勉強は苦しみの対象となってしまいます。

アルベール、カミュはギリシャ神話を題材に『シーシュポスの神話』を書きました。英雄シーシュポスは神々によって地獄に落とされます。彼の受けた刑罰は、休むことなく岩を転がして、ある山の頂上まで運び上げるというものでした。長い時間をかけてようやく頂に達すると、岩はそれ自体の重さで、下へと転がり落ちていきます。シーシュポスは再び、いや永遠に岩を頂上まで押し上げてこなければならないのです。

神々は無益で希望のない労働ほど恐ろしい懲罰はないと考えたのであり、カミュはシーシュポスを不条理な英雄と呼びました。では、現代の子どもたちはどうでしょうか。勉強を無意味なことの繰り返しと思い込むことによって、シーシュポスと同じように刑罰を受けることになるのでしょうか。

もちろんオンライン家庭教師の授業中にこんな話に時間を取るわけではありません。

 

勉強することの意味とは?

勉強することの意味を子どもから訊かれ、親が合理的に答えることができれば、勉強は無意味ではなくなります。子どもの勉強に対するモチベーションも飛躍的に上がるはずです。

実際、わが家の娘たちがそうでした。作家になる以前、塾の講師や家庭教師をした経験があるため、自分の子どもにも勉強を教えましたが、同時に、勉強することの意味も徹底的に教えました。おかげで、「勉強しろ」と子どもたちを叱る機会は一度もありませんでした。言われなくても、自主的にやったからです。

「勉強して得た知識など役に立たない」という声を耳にします。勉強して手にいれた知識そのものが役に立つのではありません。歴史の年表や化学式を記憶したとしても、専門の分野に進むのでなければ、せいぜいクイズ番組で役立つ程度でしょう。

当サイトで詳細にふれていきますが、将来、有効となる能力とは、「理解力」「想像力」「表現力」の三つです。数学や外国語、歴史、理科など、さまざまなジャンル、要するに別角度からのアプローチを経て、この三つの力を養うのが勉強の本質なのです。

人生におけるほとんどの仕事は、この能力によってなされます。あるいは、子どもが成長して、大きな困難にぶつかったとしても、この能力が養われていれば、上手に克服することができます。

オンライン家庭教師のカリキュラム自体に人生論はありませんが、勉強と通じでいろんなことを学ぶことができます。

 

子どもたちに明るい未来を提示するということ

さらに、この能力は、小金を稼ぐためにのみ役立てるべきではありません。社会に貢献し、人類が進歩するための貴重な一助となるためにこそ、能力を高めなければならない、とそこまで言ってやると、子どもの目は断然と輝き始めます。

子ともの前でネガティブな姿勢を見せるのではなく、遠大な志を提示すべきでしよう。最悪なのは「昔はよかった」「世も末だ」「嫌な世の中になったもんだ」などという嘆きを子どもに聞かせることです。これは百害あって一利なし。やる気を失わせるだけです。

過去に理想の形があり、文明の進歩とともにそれが失われてきたという考えは、完全に間違っています。過去から現在へと、みんなが手探りで、よりよい方向を目指して行きつ戻りつして進んできたのが世界の歴史です。

勉強へのモチベーションを高めるためには、明るい未来を提示することもまた必要です。

人気のあるオンライン家庭教師は、生徒のモチベーションを上げるのもうまいという共通点があります。

 

 

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